八ヶ岳縦走 [山歩き]
さて、
前回の物足りない山行でフラストレーションが溜まっていたワタクシ。
次こそはお腹いっぱいにっ!
とチョイスしたのは八ヶ岳最高峰、赤岳です。
んが、
赤岳だけだとチョットつまらない。
そもそも、
八ヶ岳の主稜線を縦走してみたいなぁ~
と昨年から夢想していたので、
この機会に実行に移す事に。
計画はこうです。
美濃戸口から入山し、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、と縦走し、
美濃戸口に戻ってくる。
書くと簡単ですが、コースタイム約12時間のロングコースです。
1泊するのが普通でしょうが、なんとかいけるだろうとの希望的観測。
長丁場なので、天気、体調、モチベーションと条件がそろうのを待って、
6月29日、決行してまいりました。
中央道をひた走り、諏訪南ICを降り、美濃戸口に5時到着。
むぅぅう~、
ホントは4時には登り始めてる予定でしたが、
途中のサービスエリアでのんびりしすぎた(-_-;)
しかし、慌てず用意して5時半、
ようやく登り始めます。
まずは、御小屋尾根から阿弥陀岳を目指します。
別荘地の中を歩き、しだいに林道、登山道と道が細くなっていきます。
やがて御小屋尾根に着き、ひたすら尾根を登ります。
途中、権現岳が見えました。
そして、眼下に茅野市と諏訪湖。(ちょっと分りづらいですねぇ)
もう少し歩くとやっと目の前が開けます。
おおっ、
あれが阿弥陀岳かぁ~
がんばって登ると・・・・
あれ?
まだみたい・・・
どうやら登ったのは、西の肩だったようで・・・
あれがホントの阿弥陀岳。
で、その先にそびえるのが、
赤岳です。
と、遠い・・・
ちょっとくじけそうな心を奮い立たせて進みます。
けっこう岩場が険しくなってきます。
そして、
やっと阿弥陀岳9時着。
南アルプスも見えましたぁ~
ナカナカいいペース。
目安として、11時までに赤岳に着ければ、計画を続行、
11時を過ぎるようなら、途中の地蔵尾根から降りるつもりですが、
このペースなら計画どうりいけそうです。
しかし、赤岳まではまだ遠い、
阿弥陀岳の下りは油断できない岩場、
中岳を登って降りて、
赤岳までの最後の岩場を越えれば・・・
赤岳山頂、10時20分着。
ん~ん、天気も晴れて気持ちイイィ~
しばし休憩し、10時45分歩き始めます。
まずは赤岳を降りて、振り返って見る赤岳。
そして、目の前には、横岳への稜線。
すばらしい眺めに、鼻歌まじりで歩き続けます・・・
と、言いたいトコですが、
ここは、2800m地点、
けっこう息が上がります。
フゥ、フゥ言いながら歩いて、
ちょっとした高みにたどり着いたその刹那、
突然、黒い物体が目の前を横切りましたっ!!
びっくりする間もないまま、奴と対峙。
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
やがて奴は私に興味を失い、潅木の中に姿を消すのでした。
ふぅぅう、初めて見たぁ、
カモシカで~す。
2mぐらい前をゆうゆうと通り過ぎていきました。
マァ、ここでは彼らが主役ですからねぇ。
あっ、そうそう、お花がきれいでしたよぉ~
横岳に行くには、いくつもの小ピークを越えて行きます。
んで、やっと横岳。12時着。
振り返って見ると、
今まで歩いてきた稜線が、
左から、赤岳、真ん中の小さい盛り上がりが中岳、
そして、右が阿弥陀岳、後ろには権現岳が見え、さらに後ろに南アルプス。
行く手には、
硫黄岳。
よ~し、もう少しぃぃい、
荒涼とした稜線をゆっくり下って、ゆっくり登ると、
硫黄岳12時45分着。
さて、硫黄岳と言えば、爆裂火口。
最初、地図を見ていて、この『爆裂火口』なる文字を発見した時、
「うおっ!爆裂とは穏やかじゃありませんねぇ~、いったいどんなトコなのかしらん。」
と好奇心の炎がメラメラと燃え上がったのですが・・・
今っ!!
その全容が明らかにっ!!
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
でも、そんな爆裂している様子は無いなぁ・・
ふと、北側から覗き込んで見ると・・・
うおっっ!!
すぐ下が火口だったぁ~
コ、コワァ~
横岳から登ってくる時は、まったくわかりませんでしたが、
山の半分以上が破壊されています。
まさに『爆裂』の名に恥じぬ光景が目の前に広がるのでした。
てか、今立ってるトコも崩れやすそうで危険だと気付き、
早々に退散。
でも、しっかり目に焼き付けましたよぉ、
嗚呼、つらい思いしてここまできてよかったぁ~
さて、硫黄岳のその先は、
北八ヶ岳が広がります。
振り返ると、
歩いてきた稜線がくっきりと、
その姿に勇気をもらい、
疲れた体にムチ打って、降り始めます。
赤岳鉱泉14時着。
落ち着いた感じの山小屋でした。
いつか泊まってみたいなぁ。
ここからは、沢沿いをゆるやかにひたすら降りていきます。
急にスイッチが入り、
一目散に降りて、
美濃戸口15時40分着。
しめて、10時間10分、久々の長丁場が終わり、充実感でいっぱいでしたぁ、
でも、1泊して、ゆっくり山を楽しむのもいいなぁ~
・・・・
帰りは、八ヶ岳中央高原にある、もみの湯でさっぱりしてきました。
さて、次もボリューミィな山行の予定。
楽しみです。
まずは天気ですなっ。
前回の物足りない山行でフラストレーションが溜まっていたワタクシ。
次こそはお腹いっぱいにっ!
とチョイスしたのは八ヶ岳最高峰、赤岳です。
んが、
赤岳だけだとチョットつまらない。
そもそも、
八ヶ岳の主稜線を縦走してみたいなぁ~
と昨年から夢想していたので、
この機会に実行に移す事に。
計画はこうです。
美濃戸口から入山し、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、と縦走し、
美濃戸口に戻ってくる。
書くと簡単ですが、コースタイム約12時間のロングコースです。
1泊するのが普通でしょうが、なんとかいけるだろうとの希望的観測。
長丁場なので、天気、体調、モチベーションと条件がそろうのを待って、
6月29日、決行してまいりました。
中央道をひた走り、諏訪南ICを降り、美濃戸口に5時到着。
むぅぅう~、
ホントは4時には登り始めてる予定でしたが、
途中のサービスエリアでのんびりしすぎた(-_-;)
しかし、慌てず用意して5時半、
ようやく登り始めます。
まずは、御小屋尾根から阿弥陀岳を目指します。
別荘地の中を歩き、しだいに林道、登山道と道が細くなっていきます。
やがて御小屋尾根に着き、ひたすら尾根を登ります。
途中、権現岳が見えました。
そして、眼下に茅野市と諏訪湖。(ちょっと分りづらいですねぇ)
もう少し歩くとやっと目の前が開けます。
おおっ、
あれが阿弥陀岳かぁ~
がんばって登ると・・・・
あれ?
まだみたい・・・
どうやら登ったのは、西の肩だったようで・・・
あれがホントの阿弥陀岳。
で、その先にそびえるのが、
赤岳です。
と、遠い・・・
ちょっとくじけそうな心を奮い立たせて進みます。
けっこう岩場が険しくなってきます。
そして、
やっと阿弥陀岳9時着。
南アルプスも見えましたぁ~
ナカナカいいペース。
目安として、11時までに赤岳に着ければ、計画を続行、
11時を過ぎるようなら、途中の地蔵尾根から降りるつもりですが、
このペースなら計画どうりいけそうです。
しかし、赤岳まではまだ遠い、
阿弥陀岳の下りは油断できない岩場、
中岳を登って降りて、
赤岳までの最後の岩場を越えれば・・・
赤岳山頂、10時20分着。
ん~ん、天気も晴れて気持ちイイィ~
しばし休憩し、10時45分歩き始めます。
まずは赤岳を降りて、振り返って見る赤岳。
そして、目の前には、横岳への稜線。
すばらしい眺めに、鼻歌まじりで歩き続けます・・・
と、言いたいトコですが、
ここは、2800m地点、
けっこう息が上がります。
フゥ、フゥ言いながら歩いて、
ちょっとした高みにたどり着いたその刹那、
突然、黒い物体が目の前を横切りましたっ!!
びっくりする間もないまま、奴と対峙。
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
やがて奴は私に興味を失い、潅木の中に姿を消すのでした。
ふぅぅう、初めて見たぁ、
カモシカで~す。
2mぐらい前をゆうゆうと通り過ぎていきました。
マァ、ここでは彼らが主役ですからねぇ。
あっ、そうそう、お花がきれいでしたよぉ~
横岳に行くには、いくつもの小ピークを越えて行きます。
んで、やっと横岳。12時着。
振り返って見ると、
今まで歩いてきた稜線が、
左から、赤岳、真ん中の小さい盛り上がりが中岳、
そして、右が阿弥陀岳、後ろには権現岳が見え、さらに後ろに南アルプス。
行く手には、
硫黄岳。
よ~し、もう少しぃぃい、
荒涼とした稜線をゆっくり下って、ゆっくり登ると、
硫黄岳12時45分着。
さて、硫黄岳と言えば、爆裂火口。
最初、地図を見ていて、この『爆裂火口』なる文字を発見した時、
「うおっ!爆裂とは穏やかじゃありませんねぇ~、いったいどんなトコなのかしらん。」
と好奇心の炎がメラメラと燃え上がったのですが・・・
今っ!!
その全容が明らかにっ!!
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
でも、そんな爆裂している様子は無いなぁ・・
ふと、北側から覗き込んで見ると・・・
うおっっ!!
すぐ下が火口だったぁ~
コ、コワァ~
横岳から登ってくる時は、まったくわかりませんでしたが、
山の半分以上が破壊されています。
まさに『爆裂』の名に恥じぬ光景が目の前に広がるのでした。
てか、今立ってるトコも崩れやすそうで危険だと気付き、
早々に退散。
でも、しっかり目に焼き付けましたよぉ、
嗚呼、つらい思いしてここまできてよかったぁ~
さて、硫黄岳のその先は、
北八ヶ岳が広がります。
振り返ると、
歩いてきた稜線がくっきりと、
その姿に勇気をもらい、
疲れた体にムチ打って、降り始めます。
赤岳鉱泉14時着。
落ち着いた感じの山小屋でした。
いつか泊まってみたいなぁ。
ここからは、沢沿いをゆるやかにひたすら降りていきます。
急にスイッチが入り、
一目散に降りて、
美濃戸口15時40分着。
しめて、10時間10分、久々の長丁場が終わり、充実感でいっぱいでしたぁ、
でも、1泊して、ゆっくり山を楽しむのもいいなぁ~
・・・・
帰りは、八ヶ岳中央高原にある、もみの湯でさっぱりしてきました。
さて、次もボリューミィな山行の予定。
楽しみです。
まずは天気ですなっ。
2009-07-08 00:16
nice!(7)
コメント(13)
おはようございまうす(^○^)
はじめまして(^○^)
どんどん山に囲まれた県、信州へ(*^_^*)
今日も楽しく笑顔で頑張って生きましょう(^_^)v
by 父ちゃん (2009-07-08 05:17)
爆裂火口…この世の果てって感じですね^^;
怖い。。。。。
by 銀四郎 (2009-07-08 06:37)
これはこれはボリューミィな山行ですね!
そのうち10時間以上の山行きじゃないと満足出来なくなってきますYO!
それにしても相変わらず晴れ男ですね~
週末もお願いします!!
by judyxxx (2009-07-08 07:15)
またまたお疲れ様した!
ニホンカモシカを富士山で見た事あります。
写真は無理でした…
by ベス (2009-07-08 09:13)
おぉ!すごいっすねぇ~
この時期だと人も少なそうですね。
っつーか、ペースが速すぎ.....w
by トーリィ (2009-07-09 08:29)
>父ちゃんさん
はじめまして、こんばんは。
ご訪問いただきましてありがとうございました。
長野に住んでいらっしゃるんですね、
うらやましいですぅ~
by にょご (2009-07-09 23:30)
>銀さん
爆裂火口、カナリの迫力でした、
自然の偉大さに気付かされました。
by にょご (2009-07-09 23:35)
>judyxxxさん
いやいや、そろそろゆったりした
1泊山行などもしてみたいですぅ~
週末は、晴れそうな予感がするカモ・・・
by にょご (2009-07-09 23:41)
>Kenboさん
nice!どうもありがとうございました。
by にょご (2009-07-09 23:42)
>ベスさん
もう少し早くカメラを用意で出来たら、
正面の写真も撮れたんですが・・・
by にょご (2009-07-09 23:46)
>トーリィさん
赤岳に登るまで誰にも会いませんでしたぁ~
赤岳からはチラホラと・・・
落ち着いた山小屋に泊まって、ゆっくり歩く・・・
が今後の目標です。
by にょご (2009-07-09 23:50)
そうですよ~☆
信州は本当に山山に囲まれて自然豊かないいとこです☆
ただ・・・海も楽しみたいですが^_^;
by 父ちゃん (2009-07-11 02:30)
>yuki999さん
nice!どうもありがとうございました。
by にょご (2009-07-17 01:11)