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パノラマコースから上高地 [山歩き]

さて、みなさん、


世の中には、『過去の経験から学習する』ということが、

まったく出来ない愚か者がいかに多いことか・・・

まことに嘆かわしい限りです。(--〆)


今回は不本意ながら、

まず、そんな話からせねばならんのです。






彼、

まあ、仮にエヌとでもしておきましょうか、

そのエヌは以前、登山の折、

山小屋に着いて早々に寝こけてしまったために、

アッ!と言う間に高山病にかかり、

ひどく苦しんだ、という経験をしていました。


それ以来エヌは、山小屋に到着しても、すぐに休むことはせず、

高山病にならないよう、細心の注意をはらってきたのでした。




が、

今回、

エヌは遂にその禁を破ってしまったのです。[爆弾]




前日、

仕事から帰り、仮眠2時間程、

すぐに愛機に飛び乗り、一路上高地。


上高地に着けばすかさず約8時間の山行。


頭では理解しているつもりでも、

山小屋に着いた安心感から、

体が勝手に休息モードへ急速に移行。[眠い(睡眠)]

・・・

・・・

・・・

結果、

当然のごとく、

高山病の魔手に・・・[パンチ]






んっっ!

「何故にオメーは、そのエヌって奴についてそんなに詳しいんだぁ~?」

ですってぇ~!?


・・・

・・・


イヤだなぁ~、[たらーっ(汗)]

あなたも人が悪い、[たらーっ(汗)]





皆まで言わせるつもりですかぁ~!?[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]

もうお分かりのハズだと思いますが・・・[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]





そう、

エヌはワタクシに決まっておりますよぉぉ~!![パンチ]





という訳で、

夕食の頃には、

押しも押されぬ高山病に、

頭痛に倦怠感、空腹なのに食欲がない、

やっとのことで、ごはん1杯と味噌汁1杯を流しこむのが精一杯。


逃げるように食堂をあとにすると、

部屋に戻り水分を補給しつつ安静にするほかにやる事は無い。



こうして、

まんまと高山病にしてやられたワタクシは、

まんじりとしない一夜を過ごすのでした。[ふらふら]










明けて、翌AM5時。

同室の方々は出発の準備に余念がありません。


彼らのペースにまき込まれないように、

ゆっくり起き出し、確かめるように体を動かします。


・・・

・・・

頭痛は去ったようです。

倦怠感もないし、食欲も湧いてきている。

・・・

・・・





フッ、








フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ~!!






ヤッタァ~!!

遂に、高山病のヤツを克服したのだぁぁ~!!



山荘中にワタクシの雄叫びがこだましました。(ウソ)






そうとわかれば話は早い、

早速、

メシ、めし、飯ぃぃぃ!!





昨日の夕飯のかたきとばかりに、

ごはんと味噌汁をおかわりしまくります。(ホントは1杯ずつ)



あぁ、お腹一杯食べられるのってしあわせだなぁ~[ぴかぴか(新しい)]





しっかり食べて、食休みがてら、ゆっくり準備。




DSC01126.JPG

AM6時10分、穂高岳山荘を出発すると、

奥穂高岳を背中に感じ、

ザイテングラートを涸沢へと降っていきます。





さあ、これから先行の人々をごぼう抜きだぁぁ~!!

覚悟ぉぉ!!


と、

ここでまさかのルートミス[爆弾]

体調が復活したのをいいことに、

調子に乗って降っていったら、

登山道をはずれ、沢筋に・・・

一歩足を踏み出すたびに、足元が崩れるような悪場。

それでもしばらく降りてしまう。

「あれっ、これ以上降りるには、もはや滑り降りるしか・・・」

やっと間違いに気付き、落ち着いて周りを見渡すと、

真横の岩尾根を人が通過するのが見えました。

すぐに登山道に戻ろうとするも、

ほとんど崖の上なので、すぐには戻れない、

今まで降りてきた沢筋を登りかえすしかないようです。

改めて見返してみると、

良くこんなトコ降りてきたなという斜度と足場の悪さ、

四つん這いになり崩れる足場と格闘しながら

やっと登山道に戻れた時には、

体力的にも、精神的にも消耗してしまいました。

『危なかった[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]もう少しで遭難するトコだったかも』

どうやら、道を譲ってもらった時に、

先行の方もルートミスしていたので、

そのままつられて間違った沢筋をそのまま降りてしまったようです。



でも、

無事に戻れて本当に良かったぁぁ、

しばらくは、ルートミスの反省と、体力的、精神的消耗から、

ゆっくり、ゆっくり涸沢へと降っていくワタクシでした。




反省しつつしばらく降ると、

涸沢小屋に向かうルートと、

少し大回りだが、眺めのいいパノラマコースに分岐します、

ここは、パノラマコースを選択。

DSC01130.JPG

紅葉にはまだまだ早いみたいですが、

眺めはサイコーでした~[揺れるハート]


DSC01134.JPG

そして、AM7時50分、涸沢ヒュッテ着。

トイレを借りて、小休止すると、

先ほどの失敗のダメージも癒されていきました。


よぉぉ~しっ!!

こんどこそ、先行の人々をブチ抜いてやるゼェェ~
(って、違っ[たらーっ(汗)]ホントはもっと謙虚に歩いてますよぉ~)



そんなこんなで、AM8時00分、

涸沢を出発、パノラマコースで上高地へ向います。




途中、何カ所かロープの張られたガレ場があるので、

注意が必要です。



前穂高岳の北尾根を、

ぐるっと巻いて登っていくと、

ひときわ開けた場所に出ます、

AM8時55分、屏風のコル着。



ここで、ザックを置いて、屏風の耳を往復します。

屏風の耳に着くと、

そこは、正にパノラマ、絶景です。

DSC01142.JPG

左から、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、左下には涸沢。

DSC01143.JPG

左から、半分涸沢岳、北穂高岳、大キレット、南岳、中岳、大喰岳、そして槍ヶ岳。

カメラのフレームに収まり切らない光景です。[ぴかぴか(新しい)]

しっかり、頭に焼き付けました。



屏風のコルを後にすると、ひたすら降り、

ひざが心配でしたが、ダブルストックで、なんとかクリア、




梓川を渡ると、登山道の雰囲気はなくなります。

DSC01147.JPG

AM11時30分、徳沢着。

徳沢園にてソフトクリームと野沢菜チャーハンで昼食。



登山は終り、ここからは遊歩道歩き、

しかし、ここから上高地まで、まだ6キロあります。

気合いを入れ直し、歩き始めます。


明神あたりからは、一般観光客の姿も多くなります。

そして、

DSC01152.JPG

人が溢れる河童橋にPM1時25分着。

平日なのになかなかの人出、

かなり俗っぽく感じてしまいます。



バスターミナルに着くとすぐにバスに乗り込み、

PM1時35分上高地を後にします。




ホントはもっと上高地を楽しみたかったのですが、

この後温泉に入って、余裕をもって帰宅するには、

のんびりしていられないのです。




やっとこ、愛機のある、沢渡市営第2駐車場へ到着。

装備を解除し、隣接の無料足湯であんよをリフレッシュ。


あんよがスッキリしたら、

こんどは温泉、温泉!![いい気分(温泉)]

沢渡大橋近くの梓湖畔の湯に、

規模は小さいが、空いていたのでかなりゆっくりできました。[グッド(上向き矢印)]




そして、



ミッションコンプリートォォォ!!




まあ、いろいろありましたが、[たらーっ(汗)]

無事強襲を成功させたワタクシは、

意気揚々と帰途につくのでした。








さて、

今回で山歩きを再開して4回目、

体も馴染んできて、

当初1週間は続いた筋肉痛も、

2日ほどで解消できるようになりました。



また、暇を見つけていろんなトコにゆきたい所存ですので、

ヨロシクどうぞ~[るんるん]



まあ、

例によって更新は遅れがちになる予定デス[たらーっ(汗)]

次回、中央アルプス。
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上高地から・・・ [山歩き]

上高地。




未だ足を踏み入れたことのない憧れの地。




彼の地には我が愛機を受け入れない

特別な結界が厳重に張り巡らされ・・・






[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]

てか、マイカー規制のことですが・・・[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]




そう、彼の地に足を踏み入れるには、

許可を得たバス[バス]かタクシー[車(セダン)]

もしくはてくてくと歩いて行くしか方法がないのです。





そんなアクセスの不便さから、

強襲するのに二の足を踏んでいたワタクシ。






が、

しかぁ~しっ[exclamation×2]

遂に彼の地への強襲命令が下されたのです[パンチ]

命令とあらば、否も応もありません。

「仕方ないなぁ~」口とは裏腹に嬉々として準備を進めます。





えっ!!

いったい誰に命令されているんだ、ですってぇぇ~!!












フッ、

野暮なことは聞きっこなしですよぉぉ~!!














当然、

『自分の内なる声』

に決まっているじゃあないですか。<(`^´)>

これには逆らうことはできません。(ナンテネ)













といった訳で、

9月28日、密命を帯びた我が愛機は、

闇に乗じて上高地を目指すのでした。











今回のミッション達成条件

・上高地から岳沢を経て重太郎新道にて前穂高岳に登頂。

・前穂から吊尾根で奥穂高岳に到達。

・ザイテングラードを降り、涸沢に到達。

・パノラマコースにてパノラマな展望を堪能。

・上記を1泊2日以内にて踏破。

・全行程を無傷で歩き通し帰還すること。

・山行後、温泉で汗を流し疲れを癒すこと。





これらをクリアしないことには今回の山行は成功とはいえないのですが、


果たして・・・・











まずはAM4時40分、愛機を沢渡の市営第2駐車場に忍ばせます。


さて、ここからはバスかタクシーに乗り換えなければならない訳ですが、

庶民的なワタクシは当然バスの予定。



なになに、始発は5時40分ですかぁ~

のんびり待つかぁ~

などと思ってうろうろしていると、

タクシーの運転手に声をかけられる、

「いやいや、バスでのんびり行くからいいよ~」

断るも、気付けば半ば強引に、相乗りで上高地に・・・(笑


AM5時45分、潜入成功。





DSC01057.JPG

上高地バスターミナルより穂高を望む。





上高地に到着すると、意外に人が多いのに驚きます。

2、30人はいたでしょうか、




トイレに行って、ゆっくり準備しても、皆歩き出さないので、

先んじて出発、AM6時00分。



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早朝の河童橋を渡り、登山口を目指します。

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岳沢コース登山口、AM6時15分。

2時間ほど登ると、

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岳沢小屋に、

トイレだけ借りて、AM8時00分岳沢小屋発。





と、ここでルートミス![爆弾]

本当は沢筋を渡り、草付の尾根をジグザグに登るのだが、

沢筋を直登してしまう。

すぐに気付いて戻るも、時間と体力を消費。[バッド(下向き矢印)]




しばらくはジグザグの登り、

2500mを越えると、

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昨年歩いた、奥穂から西穂の鋭い岩稜が大きく迫ります。

やはり凄い迫力です。




本当は、今年は西穂から奥穂へ、昨年の逆コースを歩きたかったんですが、

現状の体力で無理なく歩くには2泊はしないと厳しいので、

今年は見送ることに、

来年こそは・・・






さて、森林限界を越えてしばらくすると、

DSC01098.JPG

前穂高岳が近くなります。

そして、

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紀美子平、AM10時43分着。



ザックをデポして前穂を往復します。

「身軽になればこっちのもんだゼェェ~!」

調子に乗って歩き始めるも、そこは3000m級、

空気は薄くヒイヒイ、ハァハァ。[たらーっ(汗)]



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途中、奥穂から槍までの稜線が姿を現し、テンションはUP!!![グッド(上向き矢印)]



そしてAM11時15分、

DSC01106.JPG

前穂高岳、登頂。

タイミングよく山頂をひとりじめできました。[るんるん]



360°の展望をしばし楽しんだ後、

紀美子平に降り、簡単な昼食タイム。




そして、PM12時00分、

紀美子平を出発し吊尾根へ、


稜線はほとんど歩かず、トラバース。

南稜の頭に出ると、やっと稜線へ、

DSC01109.JPG

下に涸沢が見えました。

DSC01110.JPG

かなたには、立山、剱も見えました。[グッド(上向き矢印)]





しかしこのコース、後半はなかなかの岩稜帯、

スリル満点で楽しめました~[黒ハート]





やがて、PM1時26分、

DSC01118.JPG

奥穂高岳、到達。

日本で3番目の高峰です。





DSC01119.JPG

ガスの向こうに見え隠れするジャンダルム。





しばし頂上を堪能した後、奥穂を降りて白出のコルへ、

今日の宿泊地の穂高岳山荘、PM2時00分着。

DSC01123.JPG

ここから眺める奥穂の姿が一番カッコイイ!!











さて、

なんとかここまで無事にたどり着きまして、前半は終了です。


果たして後半は何かが起きるのか?!

無事にミッションを遂行できるのか?!


次回へ続くのであります。
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健在で~す。 [山歩き]

久しくお休みしていましたが・・・・




なんとなく復活してみましたぁ~[グッド(上向き矢印)]




って、見てくれる人がいるかは分かりませぬがっ。[たらーっ(汗)]




ここ半年ちょっと、

特に、事故にも遭わず、病気もせず、遭難もせず、

予想外の事態なども起こらず、

比較的すこやかに過ごしてまいりました。




マァ、山からは少し遠ざかっていましたが・・・










んで、

久しぶりに行ってきました~[るんるん]

まずは、8月10日。

久しぶりなので無理せず奥多摩。


鳩ノ巣から、鳩ノ巣城山、

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大楢峠を経て海沢探勝路にて大岳山へ、

DSC00918.JPG

しかし、虻、蜂に追われ、オーバーペース[パンチ]

完全にバテバテモード。

頑張って御岳山まで縦走するも、

力尽き、ケーブルカーで下山。[バッド(下向き矢印)]

バス[バス]と電車[電車]で、やっとこ、わが愛機のもとへ。

・・・・

・・・・

・・・・

・・・・

少し日があいて、9月7日。

今度は谷川岳へ

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西黒尾根から、

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山頂を目指します。

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トマの耳から、

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オキの耳。



帰りは天神尾根を降って、ロープウエイで、

と思ったが・・・

なんとか頑張って自分のあんよで田尻尾根を降りてきました。

・・・・

・・・・

・・・・

そして、先週9月14、15日。

谷川岳の筋肉痛もさめやらぬなか、

白馬岳へ、


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AM5時に猿倉を出発するつもりが、

寝坊してAM9時に登山開始、(爆

もちろん、行程は大幅に短縮。

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白馬大雪渓です。

しかし雪渓もかなり溶けて、

歩けるのは300mくらいでした。

あとはひたすら高巻きの秋道を・・・

DSC00995.JPG

宿泊した白馬岳直下の白馬山荘です。

PM1時30分着。


ゆっくり休んで、翌日日の出前に山頂へ、

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真っ赤な御来光が拝めました。[晴れ]

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剱から立山、槍まではっきりとみえましたぁ~[グッド(上向き矢印)]



翌日は仕事なので、無理せず来た道を下山。

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大雪渓から見上げる白馬岳。(雲に隠れてますが)




・・・・

・・・・

・・・・


やっぱり山はイイ。

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2010年登り納め  大菩薩嶺 [山歩き]

ええと、

年末年始は海外で過ごしていたので、

更新が遅くなってしまいましたぁ~[るんるん]
























などと一度は言ってみたい、

ただのものぐさにょごです~(笑




[たらーっ(汗)]

[たらーっ(汗)]


さて、

いまだ昨年の話となりますが・・・

・・・

・・・

週1登山を目標としていたワタクシでしたが、

体調不良や天候不良などで2週空いてしまいました。

ので、

12月29日は必ずやどこか行こうと目論んでおりました。

天気も良さそうだしね。



で、肝心の場所だが・・・

ここ何回かの山行をかさねて、

膝の調子もいいようだし、

今回は少しレベルを上げることに・・・

三峰から雲取山ピストンなどを画策していました。


しかし、28日、

仕事帰りの夜、突然の降雨、[雨]

待てよ・・・

この辺が雨だと言う事は・・・

山では確実に雪だな[雪]こりゃ・・・







シメタッ!

雪景色が堪能できるぞっ!


でも雲取山ではイマイチ物足りない気が・・・

もう少し雪景色が映えるトコは・・・

・・・

・・・

そうだっ!

大菩薩に行こうっ!!





てなわけで29日、

圏央道、中央道で勝沼IC、

路面凍結に戦々恐々としながら裂石の登山口に、

DSC00784.JPG

夏タイヤ、FR車ではここまでが限界です~(~_~;)

が、この時点でこの積もり方ならば、

いい感じの雪景色が楽しめそうですぞっ!



AM6時45分、はやる心を抑えつつ出発。

まずは上日川峠へ、

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どうやら1番乗りのようです、[グッド(上向き矢印)]

3~4cmぐらいの積雪を踏みしめていきます。



上日川峠からは石丸峠へ、

遠回りで時間はかかるが、

雪が深く歩きがいがあるコースです。

20~30cmの積雪、

樹林帯の急坂をキックステップで抜けていくと、

DSC00795.JPG

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急に南面の景色が開けます。

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そしてこの雪の斜面。

このコースの醍醐味です。

DSC00799.JPG

登山道はこんな感じ、

積雪は・・・

DSC00800.JPG

ズボッと30~40cmぐらい、

つぼ足でラッセルしていきます。



AM10時16分、石丸峠着。

DSC00801.JPG

目の前の熊沢山を越えていくと大菩薩峠です、

時折膝上ぐらいの吹き溜まりがあり、休み休み登っていきます。

さえぎるものがない斜面なので、風が厳しく吹き付ける。

凍結防止仕様のハイドレーションも凍りつきそうなので、

こまめに水分補給し、水が停滞しないよう工夫します。



熊沢山を越えて、介山荘の休憩所で小休止、

おにぎり1個と、サーモスに入れてきたレモンしょうが湯にて暖を取ります。


以前は律儀にバーナーでお湯を沸かしてましたが、

寒さに耐え、時間をかけてお湯も沸かすより、

温かい物をそのまま持ってくるほうが効率的かな~なんて、

家で作ってから6時間ほど経過してますが、

依然アツアツ、芯まで暖まれました。[グッド(上向き矢印)]



DSC00804.JPG

休憩後、大菩薩峠、AM10時46分。

すでに何人か登って来ていますので、

ここからはトレースがついています。

DSC00806.JPG

稜線に青空がまぶしいですが、

実はナカナカの強風。

アウターはウインドストッパーでなんとかしのげるが、

防風サイクルグローブをしていても、

指の感覚が無くなってくる、[たらーっ(汗)]

たまらず、オーバーグローブを装着し事無きを得るが、

2000m弱とはいえ稜線上の強風は要注意です。[パンチ]

DSC00805.JPG

極小のエビのしっぽができてました。


強風をしのいで登って行くのに夢中で、

ハイドレーションの水分補給をお留守にしていたら、

たちまち凍り付いてしまいました。[たらーっ(汗)]

凍結防止仕様も限界があるようですねぇ~



さて稜線の登山道状況ですが、

雪が降ったばかりで踏み固められていないので、

アイゼンは必要ありませんでした。




DSC00808.JPG

大菩薩嶺、AM11時45分着。

帰りは唐松尾根から、

DSC00807.JPG

雷岩からの眺め。



唐松尾根は誰も登り降りしていなかったようで、

ここも1番乗りぃ~[るんるん]

DSC00812.JPG

キックステップでどんどん降りて、

上日川峠、12時40分着。

ここからは往路をもどって13時45分駐車場へ、下山。



しかし、このコース、

まさに雪山初級の教科書のようなコース、

いろいろ試せて堪能できました。


約7時間の行程でしたが、

今回膝の痛みも出ることなく歩き切ることができました。[グッド(上向き矢印)]

まだ完全に膝痛を克服したという訳ではないでしょうが、

一応の自信にはなったかな。




さて、

年明け一発目はどこにしようか・・・

久しぶりに妙義にでも行ってみようかしらん。
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大岳山再び その2 (奥多摩ハイク) [山歩き]

え~、


うかつにも下書きに保存すべき内容を投稿してしまったワタクシ、

中途半端な記事を露出させてしまいましたぁ~[たらーっ(汗)]




えっ!?


いつも中途半端な終わり方だから気が付かなかった、

ですってぇ~!?



むう・・・

それもそうかぁ、ならばサラッと先にすすめましょう。





DSC00738.JPG

とにかく序盤にして、この187段を登り始めるのですが・・・


以前のワタクシならば、このような階段に直面したバアイ、

ペースなど考えず、なりふり構わずエイヤッと登ってしまうトコロでしょう。


しかし、ワタクシとて40を1つほど越える身、

あまつさえ膝の痛みも顔をのぞかせる昨今、

がむしゃらなだけの登山はそろそろ卒業せねばなりません。



そう、ここはゆっくり、

途中で軽い休憩などはさみつつ、

着実に歩を進めて行くのでした。


・・・・

・・・・

フッ、

そうなのです。

男、40を越えれば、自ずから落ち着きがにじみ出ようというもの、

これからのテーマはダンディズム登山なのです。[ぴかぴか(新しい)]


さて、

ダンディに階段をクリアしたワタクシは、なおもダンディに歩き続けます。

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途中の鎖場も鎖に頼らずダンディにクリア。


鋸山を越えて、標高1200mぐらいから・・・

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雪が薄っすら、

しかし、表面だけだし、凍結もしていないので、

アイゼンの出番はありませんでした。


そしてAM11時52分、大岳山山頂、ダンディに着。

DSC00751.JPG

雲が多く景色はいまいちでした。


前回訪れた時は、老若男女、

はては流行の山ガールらしき人などで賑わっていた山頂ですが、

今回は中高年の男性ばかり・・・

『山ガール』に対抗するならば、『山オヤジ』とでも呼ぶべきでしょうか、



さながらワタクシの内面からにじみ出る

ダンディズムのオーラが共鳴し呼び寄せるというのか、

次々と『山オヤジ』が登ってくるので、

いそいで昼食のおむすびをほうばり、

少しでもオヤジ密度を下げるべくPM12時10分、下山を開始するのでした。



下山路は海沢探勝路、

地図には難路を示す破線で表記されています。

この様なコースは岩稜地帯で通行に危険がともなうか、

道が不明瞭で迷いやすいようなコースとなっています。

しかし、

調べてみるとさほど難しいコースではないとの意見が多数、

ワタクシも破線コースを何回か歩きましたが、

そのどれもが一癖も二癖もあるコースでした、

ので、前評判はともかく、ちょっと楽しみにしてました。


大岳山から5分ほど引き返すと、

海沢探勝路の分岐があります。

指導票は出ていないので、気を付けていないと見過ごしてしまいそうです。

朝一で登ってきたと思われる足跡があったのですぐにわかりました、

早速降って行くと

道は細いが、荒廃している感じではないので、

注意深くダンディに歩けば迷うことはありませんでした。

DSC00757.JPG

途中こんなものもあったので、

定期的に人の出入りはあるようです。

12時55分、海沢探勝路、破線コース終了、

ダンディに海沢園地に到達しました。


大滝。

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ネジレノ滝。

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三ッ釜の滝。

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3つの滝が出迎えてくれます。


海沢園地からは林道を歩き大楢峠、

大楢峠からは鳩の巣へと向かいます。


やはり、降りの後半は膝が痛くなりましたが、

前よりはかなり余裕をもって歩けるようになりました。


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途中、越沢バットレスです。

クライミングで有名なとこみたいですねぇ~



そして14時40分、鳩の巣の駐車場着、ダンディに山行終了。





今回気を付けたことは、

『降りをゆっくり確実に降りてくる。』

基本中の基本です。

しかし今までこれが出来ていなかった。


今までは重力に任せて、ガンガン降りてきていました、

筋力をあまり使わず、スピーディに降りられるからです。

反面、スピードが出すぎるので安定感が悪いのと、

衝撃を直接受けるので関節に負担がかかります。


膝を痛めてしまったのもこの辺りに要因があるかもしれません。


なので、今回は、

重力に頼らず、筋肉を意識し、

膝のクッションを使い衝撃を吸収しつつ

確実に降りるよう意識しました。


最初はもどかしく感じましたが、

安定感が増し、より安全に降りることが出来たように思います。


しかし、今になって気付くとは、

ずいぶん遠回りをしたものです。[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]



まぁ、

これからはゆっくり落ち着いた、ダンディズム登山を目指していく所存です。
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