水平歩道 [山歩き]
突然ですが、
『水平歩道』って知ってますかぁ?
・・・・
・・・・
水平歩道ぉぉ?
そりゃ、オメー、平らな道ってことなんじゃねーのか?
さもなくば・・・
あっ!
水平線まで一直線に続いてる道ってことだろっ?
どうだっ!
図星かっ?
・・・・
・・・・
・・・
・・・フッ、
違います。
しかし、1年前までのワタクシなら、
そう答えていたことでしょう。
そう、あれは・・・
!!えっ!
もったいぶらずに早く教えろ、ですってぇぇえ?
だから今から話し始めるトコロだったのに・・・
マッタク、せっかちなんだから・・・
でも、
・・・
そんなトコロも嫌いじゃありませんよぉぉお~!!
・・・
・・・
・・・
オホンッ、
さっ、1人芝居はこれくらいにしてと・・・、
え~、あれはたしか1年ほど前、
剱岳に登って、黒部ダム見てきた~、って記事を書いた時、
ジュディさんに、こんどは下ノ廊下なんてどうですか~?
などと言われ、
んんっ!!『下ノ廊下』?なんじゃそりゃ?
と調べてみたのがきっかけでした。
そもそも、黒部川の激流が作った峡谷を、黒部峡谷と呼ぶんですが、
近年、黒部ダムを作り、黒部湖ができたので、
その黒部湖を境に、上流の峡谷を『上ノ廊下』
下流の峡谷を『下ノ廊下』と分けているのです。
廊下とは、絶壁に挟まれた深い谷のことをいい、
一帯は古くから人の踏み入れられぬ秘境として知られていました。
しかし、大正時代に入ると、
水力発電に有利なその豊富な水量と高低差に目をつけ、
水力電源開発が始まります。
その工事の資材運搬のために、
欅平から仙人谷まで、約13キロに渡って作られた歩行者専用道路を
『水平歩道』と呼ぶんです。
まあ、歩道と書くと聞こえはいいですが、
峡谷の絶壁を「コ」の字にくりぬいて作られており、
当時、当然人力、手作業で作るので、
人が1人やっと通れる60cmから90cmくらいの幅の道で、
水平というのは標高1000mの等高線に沿って
水平に道を切ってあるので、『水平歩道』なのです。
絶壁に無理矢理道を作っているので、
山肌沿いに進まねばならず、距離が長い・・・
一歩足を踏み外すと、数100mの谷底にまっさかさま・・・
どうです、
あなどれないでしょう、『水平歩道』そして『下ノ廊下』
正式に言うと、
欅平から仙人谷までの13キロが『水平歩道』
仙人谷から黒部ダムまでの17キロが『旧日電歩道』
そして、欅平から黒部ダムまでの約30キロを『下ノ廊下』と呼ぶんです。
そして、そして、あなどれないのはそれだけじゃあありません!
この辺りは有数の豪雪地帯なので、
夏の終わりまで雪渓が残っている。
雪渓がある程度消えてからでないと登山道を整備できないから、
1年の中で通行可能なのは夏の終わりから秋にかけての約1ヶ月間のみであり、
雪渓が多い場合には数週間しか通行できない年や、まったく通行できない年もあるんです!!
賢明なみなさんにはもうお解かりでしょう。
そう、これらの情報を手に入れたワタクシのハートには、
『ボッ!!』と火が点いてしまったのです。
「行ってみたい・・・」憧れを抱き始めたのがちょうど1年前。
そして今年、
下ノ廊下の情報収集をしていると、
9月下旬、何とか通行可能になったとのこと、
(正式な開通宣言はされてませんが)
こんなこともあろうかとブチ込んでいた有休が役に立ったぞぉぉお~!!
てな訳で、
9月29日、黒部の玄関口、扇沢に向けて愛機を走らせるワタクシなのでした。
おまけ、
本当に水平です^^;
『水平歩道』って知ってますかぁ?
・・・・
・・・・
水平歩道ぉぉ?
そりゃ、オメー、平らな道ってことなんじゃねーのか?
さもなくば・・・
あっ!
水平線まで一直線に続いてる道ってことだろっ?
どうだっ!
図星かっ?
・・・・
・・・・
・・・
・・・フッ、
違います。
しかし、1年前までのワタクシなら、
そう答えていたことでしょう。
そう、あれは・・・
!!えっ!
もったいぶらずに早く教えろ、ですってぇぇえ?
だから今から話し始めるトコロだったのに・・・
マッタク、せっかちなんだから・・・
でも、
・・・
そんなトコロも嫌いじゃありませんよぉぉお~!!
・・・
・・・
・・・
オホンッ、
さっ、1人芝居はこれくらいにしてと・・・、
え~、あれはたしか1年ほど前、
剱岳に登って、黒部ダム見てきた~、って記事を書いた時、
ジュディさんに、こんどは下ノ廊下なんてどうですか~?
などと言われ、
んんっ!!『下ノ廊下』?なんじゃそりゃ?
と調べてみたのがきっかけでした。
そもそも、黒部川の激流が作った峡谷を、黒部峡谷と呼ぶんですが、
近年、黒部ダムを作り、黒部湖ができたので、
その黒部湖を境に、上流の峡谷を『上ノ廊下』
下流の峡谷を『下ノ廊下』と分けているのです。
廊下とは、絶壁に挟まれた深い谷のことをいい、
一帯は古くから人の踏み入れられぬ秘境として知られていました。
しかし、大正時代に入ると、
水力発電に有利なその豊富な水量と高低差に目をつけ、
水力電源開発が始まります。
その工事の資材運搬のために、
欅平から仙人谷まで、約13キロに渡って作られた歩行者専用道路を
『水平歩道』と呼ぶんです。
まあ、歩道と書くと聞こえはいいですが、
峡谷の絶壁を「コ」の字にくりぬいて作られており、
当時、当然人力、手作業で作るので、
人が1人やっと通れる60cmから90cmくらいの幅の道で、
水平というのは標高1000mの等高線に沿って
水平に道を切ってあるので、『水平歩道』なのです。
絶壁に無理矢理道を作っているので、
山肌沿いに進まねばならず、距離が長い・・・
一歩足を踏み外すと、数100mの谷底にまっさかさま・・・
どうです、
あなどれないでしょう、『水平歩道』そして『下ノ廊下』
正式に言うと、
欅平から仙人谷までの13キロが『水平歩道』
仙人谷から黒部ダムまでの17キロが『旧日電歩道』
そして、欅平から黒部ダムまでの約30キロを『下ノ廊下』と呼ぶんです。
そして、そして、あなどれないのはそれだけじゃあありません!
この辺りは有数の豪雪地帯なので、
夏の終わりまで雪渓が残っている。
雪渓がある程度消えてからでないと登山道を整備できないから、
1年の中で通行可能なのは夏の終わりから秋にかけての約1ヶ月間のみであり、
雪渓が多い場合には数週間しか通行できない年や、まったく通行できない年もあるんです!!
賢明なみなさんにはもうお解かりでしょう。
そう、これらの情報を手に入れたワタクシのハートには、
『ボッ!!』と火が点いてしまったのです。
「行ってみたい・・・」憧れを抱き始めたのがちょうど1年前。
そして今年、
下ノ廊下の情報収集をしていると、
9月下旬、何とか通行可能になったとのこと、
(正式な開通宣言はされてませんが)
こんなこともあろうかとブチ込んでいた有休が役に立ったぞぉぉお~!!
てな訳で、
9月29日、黒部の玄関口、扇沢に向けて愛機を走らせるワタクシなのでした。
おまけ、
本当に水平です^^;
2010-10-04 00:40
nice!(6)
コメント(11)
こ、これが道?? (・_・;)
by キャラハン (2010-10-04 05:26)
おぉぉxx~下ノ廊下!!
残雪と、黒部ダムの開放(ダム)の
行くタイミングがあるんですよね
メットなしで大丈夫でした?
by judyxxx (2010-10-04 14:53)
>銀さん
nice!どうもありがとうございました。
by にょご (2010-10-05 00:04)
>キャラハンさん
そうです~、こんな道なんです~
近くで見るともっとすごいです~
by にょご (2010-10-05 00:07)
>judyxxxさん
ちょうどいいタイミングで行く事が出来ました。
紅葉はまだまだですが・・・
紅葉の時期は小屋がハンパなく混むそうです。
メットの必要性はあまり感じませんでした。
あれば安心なんでしょうが・・・
by にょご (2010-10-05 00:20)
お疲れ様でした!!
遠くからだと溝に見えまする
by ひろちゃん (2010-10-05 09:57)
いやいやすばらしい!!
わが身も顧みず(ド不調)にも関わらず夢だけは見続ける超還暦ババにいい夢をありがとうございます。
見~る~な~ と夫が隣でオーラ送ってます(-.-)
by キトリ (2010-10-06 09:03)
>ひろちゃん
そうです!
まさに溝という言い方が合っています~
by にょご (2010-10-07 22:30)
>キトリさん
体調が悪いんでしょうか?
どうぞお気を付けてください。
楽しんでいただけるような内容とは言えませんが、
がんばって書いてみます~
by にょご (2010-10-07 22:48)
>Kenboさん
nice!どうもありがとうございました。
by にょご (2010-10-07 22:49)
>えーちゃんaaaさん
nice!どうもありがとうございました。
by にょご (2010-10-10 01:55)