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下ノ廊下 [山歩き]

扇沢始発のトロリーバスは7時半、

余裕を持って5時40分到着。

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するとこの景色。

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扇沢の駅のバックに、

モルゲンロートに燃ゆる後立山連峰。[ぴかぴか(新しい)]

テンションが上がります。[グッド(上向き矢印)]


しかし、今日は山には登らない。


歩道歩きです。


日本一危険なという枕詞が付きますが・・・



高揚した心を表に出さずにゆっくり準備していると、

やがて改札、

トロリーバスに乗り込み16分、

黒部ダムに到着です。

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む~ん、やはりスゴイ迫力!!

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しばし堪能、

も、あまりゆっくりとしていられません。

メインディッシュはこれから[レストラン]

いそいそと来た道を戻ります。

トロリーバスの発着場の横に、

ひっそりと出入り口が・・・

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ここからダムの下に降りられます。

急坂を15分ほど降りていくと、

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ダムからの水がまた黒部川となって流れていきます。

はやる気持ちを抑えて、橋を渡っていくと・・

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おおっ!

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キタァァア~!!

黒部ダムの雄姿を下から眺めることが出来ました!

この眺めはこの道を歩く人にのみ赦された眺めなのです[るんるん]

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この眺めを見れれば目的の1/3は達せられたようなもの、[揺れるハート]



が、[パンチ]

残りの2/3がハンパないんですよぉぉお![爆弾]



さて、日本一のダムを正面から堪能したら、

気持ちを切り替え歩き始めます。

旧日電歩道、17キロの始まりです。

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黒部川を右手に歩いていきます。

まだ序の口です。

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スケールはこんな感じ、

先行の2人が見えますでしょうか、

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進んでいくにつれ、左右が切り立った壁に、

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流れも急になってきます。



歩き始めて1時間半ほど、

さっき追い抜いたナイスミドルが、

猛然と後ろに迫ってきました。

「うおっ、早っ!」

すかさず先に行って貰います。

ワタクシも遅い方ではありませんが、

ナイスミドル氏、なかなかの健脚のようで・・・


しかぁ~し!

こちらも好都合、

いい被写体ゲット~(笑

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やはり人が写ると臨場感が違う!



結局、ナイスミドル氏とは抜きつ抜かれつ、

帰りのルートが同じということがわかったので、

山行終了までなんとなく行動を共にする事になるのでした~




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ここ、道です。[たらーっ(汗)]

針金の手すりが付けてあるのが有難い。

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滝のすぐ横を通り抜けたり、

だんだん険しくなってきます。

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所々、丸木橋で補強してありますが、

木はすべりやすいので慎重に。



そのうち白いモノが・・・

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あっ!雪渓だっ!

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おおっ!スゲー!!

始めて見ましたっ![グッド(上向き矢印)]

ここからは、まさに雪渓のオンパレード!

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まさにスノーブリッジです。

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次から次へといろんな形の雪渓が出現。

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負けじと道も険しさを増します。

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登山道の真横にまで残っている雪渓、

雪渓で登山道が分断されているトコは、

『高巻き』、と言って崖を一旦登り、

雪渓をやりすごして、崖を降りる、ということをしなければなりません。

つまり、

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こういうこと、

このハシゴ、スゲ-高度感です。[あせあせ(飛び散る汗)]





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そして、ここが別山谷出合です。

例年、ここのスノーブリッジの状態で通行の可否が決まります。

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この通り、崩壊が進んで登山道が現れたので、

正式な開通宣言はされてませんでしたが、通行は可能でした。

(もちろん下調べ済み)



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しかしよく晴れてくれました。



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さて、ここは本コースの核心部ともいえる『白竜峡』です。

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高度もあり、流れも急です。


すると、前方に巨大な雪渓が、

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くりぬかれた道をたどり、雪渓に近づくと、

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やはり、高巻きせねばならんようです。

高巻きの途中、真横の雪渓を見ると、

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うおっ!!キッ、キレツが入ってるっっ!![あせあせ(飛び散る汗)]

こ、怖ぇ~[がく~(落胆した顔)]

可及的すみやかに雪渓を後にするのでした。[ダッシュ(走り出すさま)][あせあせ(飛び散る汗)]





さて、この辺りでちょうど中間地点、

今回も長くなりそうなので、

ひとまずこの辺でひと区切りとさせてもらいま~す。^_^;
nice!(6)  コメント(12) 

nice! 6

コメント 12

Kenbo

凄すぎるっ!!
 
そのなかでも写真を忘れずに撮っているところにnice!!
 
by Kenbo (2010-10-10 17:28) 

にょご

>Kenboさん
ホントにスゴイ景色でした~
あんまりスゴイんで写真撮りまくりました^^;
by にょご (2010-10-10 23:11) 

にょご

>銀さん
nice!どうもありがとうございました。
by にょご (2010-10-10 23:12) 

judyxxx

ここは健脚だともったいないコース!
景観美をじっくり、高度感をユックリ味わいたいですね。
それにしても臨場感あふれる画像を見ていましたら
自分の目で確かめたくなってきました。
次は小屋どまり編ですね。
あ、あともう一つ楽しみがあるんですよね!?
by judyxxx (2010-10-11 11:12) 

ひろちゃん

お疲れ様でした!!!
スゴイ!!デジイチで撮りたいけど…
その為にバランスを崩しそうで怖い…
雪渓ってスゴイですね~
真夏過ぎたのに溶けなかったって事ですね
by ひろちゃん (2010-10-11 17:25) 

拳客

こんな凄い所が日本にあるとは思いませんでした。
続きが楽しみです。

by 拳客 (2010-10-11 19:16) 

にょご

>キャラハンさん
nice!どうもありがとうございました。
by にょご (2010-10-11 22:47) 

にょご

>judyxxxさん
もちろん急ぎすぎるのは危険だし、もったいないです~
しかし、悠長にもしていられないトコロなので
テキパキした行動が求められます~
楽しみはまだ続きますが、苦しみも・・・
by にょご (2010-10-11 22:58) 

にょご

>ひろちゃん
む~ん、コンデジで撮るのがやっとかもしれません~
雪渓、ホント凄かったです!
どんだけ雪降るんだココって思いました~
by にょご (2010-10-11 23:04) 

にょご

>拳客さん
日本もまだまだ広いですよねぇ~
もう少し続きます~(^^)
by にょご (2010-10-11 23:09) 

キトリ&キトリ夫

これは凄い!!
知りませんでしたが、ナイスミドルではないですが行けるかな~
鍛えて(^0_0^)、行きたい高年夫婦です。
夢だけ膨らみます。
ありがとうございました~
by キトリ&キトリ夫 (2010-10-12 21:59) 

にょご

>キトリさん、ご主人様、
高低差はありませんので、長時間歩く持久力と
高度感にひるまず油断しないハートと注意力があれば
いけると思います。
どなたにでもお勧めできるというコースではありませんが、
自信が付いたなら考慮してもいいかもしれません~
ツアーでいらっしゃる方々もいました。
by にょご (2010-10-12 23:07) 

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